...うん。 さっきの光はエトリアの街でも見えたはずだものね。
話しておかなくちゃ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
原因はまだ分からないけれど、
グラズヘイムで兵器が強制起動された可能性があるわ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そして、この街の行く末を託されたわ。
この街を...この大地を、守ってほしいって。
大地を守る、か。
ヴィズルのおっさんにも、おんなじ事を言われたよな。
そんなたくましい彼らのためにも、僕たちは今やるべき事をしよう。
セルを滅ぼすための兵器で街が滅びるなんて、あってはならない事態だからな。
うん...
グラズヘイムの事はわたしの杞憂だといいんだけど。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
約束...ああ、覚えている。
モリビトの神には手を触れない...だったな。
樹海からの強い気配が、膨らんで消えた...
それで神が死んだと、判断したらしい。
神が死ぬ瞬間、声が聞こえた...
(このタイミング、まさか神って...)
(いや、だとしたらモリビトのせん滅など命じないだろう)
...その、最期の役割とは何なんだ?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
...たしか以前、マイクがグラズヘイムの駆動音だと言っていた。
本当にマイクはグングニルを起動させようとしているのか...?
こんなの、初めてよね。 マイクに何かあった...とか?
その、前回の事もあるし、壊れちゃったとか...
いいえ、マイクの機能が停止してたら電力も供給されないはずよ。
...。
そこにあるマイクの本体にアクセスすれば、
何が起きてるか分かるはずだから。
次の磁軸...ってことは差し当たっての目的地はB25F。
ヴィズルと戦ったあの部屋あたりかしら。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ここがグラズヘイムの、最後のエリア...
あの怪音は変わらず響いてるわね。
おおーい、扉が閉まってて、先に進めねぇみたいだぞ?
どうすんだ?
あそこにある端末を使えば、グラズヘイムで
今何が起こってるのかわかるかも...
...この端末で閲覧できるデータは全部確認してはみたんだけど...
あ、でも何も手がないわけじゃなくて。
このフロア全体の扉は解錠できたわ。
うん、この端末にデータがあったから役立つと思って抽出しておいたの。
目的地は...ここよ。
ここにある親端末にわたしの持っているコードを打ち込めば、
グングニルの制御ができるはずよ。
おー、いいじゃん、いいじゃん!
これで今回は楽勝で一番奥まで行けるな!
そうは言っても、グラズヘイムは今までとは違う雰囲気だし...
地図を見る限り敵はいるみたいだし、気を抜かないでね。