何が居るんだか分からねーが．．．
とにかく、ヤバいヤツがいるぜ。
アーサーが言うなら、そうなんだろうな。
何も見えないが．．．
！？
えっ、敵！？
ちょっと、何これ！？
オイッ！ どうすんだよ！
敵が見えねーぜ！
攻撃が、当たらない．．．！？
くっ．．．！
．．．このままでは埒が明かないな。
灯心草、一度戦闘から離脱し態勢を整えた方がいいぞ！
ああ、分かった。
一旦退こう。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
知ってるのか、サイモン。
クァールは不可視の二つ名の通り身体を空間に溶け込ませる能力を持っている。
空間に溶け込んだクァールは無敵だ。
攻撃が届かないってのか！？
どうすんだよ、サイモン！？
．．．方法は一つ。光を当てることだ。
つまり、ここに来るまでにやったように
この広間の明かりも点ければいいのね？
そういうことだな。
探索中、クァールの追撃にも注意する必要がある。
ここの明かりを点ける装置、近くにあればいいんだけど．．．
．．．あったな。
よっしゃあ！
広間に戻ろうぜ！
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
あれが魔獣の本当の姿ね。
見るからに恐ろしい感じだけど．．．
古い記録では、ある探検隊の一団を
数十人殺傷した挙句に逃走した例もある。
明かりを点けたからって必ず勝てる保証はない訳ね。
．．．みんな、注意して行きましょう！
ああ、その前にこの部屋には鳥のＦＯＥが二体いるからそっちを先に倒そう。
戦闘に乱入されたら辛い。
おっと、そうね。
明るいと乱入してくるんだっけ。
お前相変わらずマイペースだなー。
別にいいけど。
その二体を倒すと全員レベル１７になりそうね。
それじゃ、改めて突撃しましょう。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
．．．さて、一応闇の中で戦ったが、ほぼノーデータだ。
とりあえず私はフロントガード。
アーサーは属性攻撃で弱点がないか探す、フレドリカは封じを試すって感じかしら。
僕は防御かリジェネレートだな。
たしか「這い寄る悪夢」という単体攻撃を使ってきたはずだ。
うげっ、こいつ全体攻撃を持ってやがるぞ！
「無明の使者」ね。
マズイわ、私は前か後ろのどっちかしか守れないわよ。
さらに「常闇のゆりかご」が全体睡眠か。
．．．やっかいだな。
灯心草、これはもう．．．
ああ、出直しだな。
対策を立ててこよう。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
．．．それで、対策とは？
まずはサイモンにスキルを取ってほしい。
俺は、このグリモアを装備する。
灯心草、わたしたちは？
フレドリカとアーサーは氷属性の攻撃スキルを伸ばしてくれ。
ラクーナは、特にポイントを振る必要はない。
まぁ３ポイントしかないしね。
温存しておきましょう。
ふむ、エリアキュアか。
ようやく僕もスキルポイントを消費できる訳だ。
それって、全体回復だよな。
もっと早くに取っても良かったんじゃねーのか？
今までキュアのレベルも１だったものね．．．
それで？
さっき戦った感じ、向こうの全体攻撃を耐えられれば勝てそうだ。
俺は衰弱の尾で敵の攻撃力を下げる。
全体睡眠はどうするの？
何とか回避するしかないな。
多分そう何度も寝ないだろう。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
良し、灯心草の「衰弱の尾」のおかげか、エリアキュアで回復は十分間に合うな。
あとの問題は僕のＴＰ量か。
敵の「鬱屈した黒塊」が列攻撃＋攻撃ダウンだから、俺はあまりダメージを与えられない。
フレドリカとアーサーが頼りだ。
「ブラッドウェポン」が相殺されるのか？
どうやらアイツは氷が弱点みたいだぜ。
基本わたしも、封じを狙わずにアイスショットね。
このターンで終わりそう。
苦労しても、勝ちは勝ちだよな！
へへっ、ざまーみろって！
もう、あんたはハシャぎ過ぎよ。
灯心草、大丈夫？
．．．ああ、ラクーナのおかげだな。
睡眠をうまく回避して眠ってる味方へのダメージを軽減してくれた。
その言葉、パラディン冥利に尽きるわね。
ちゃんと役目を果たせて何よりだわ。
（もしもの時は、ラクーナに休養してもらおうと思ったが．．．必要なかったな）
これで．．．端末も見つかるよね？
おっ、珍しくしおらしいじゃん！
めっ、珍しくないわよ。
本当にそう思ったんだから．．．茶化さないで。
水を差すようで悪いが．．．このフロアには
フレドリカが言った端末が見当たらない。
．．．いや、地図に小さな空白があるだろう。
多分そこじゃないのか？
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
これは．．．なんだ？
．．．．．．マイク。
まいく？
マイク、聞いてる？ 返事をして！
フレドリカ、急にどうしたんだ？
この黒い箱が話せるのか？
マイクは箱じゃないわ。
わたしと一緒に．．．
．．．。
何か、思い出せた気がする。
わたしは、マイクの所に急いでいたの。
．．．フレドリカ！
え．．．？
な、何もしてないわ。
本当に触っただけなの、本当よ。
これは古代語か？
ちょっと待て、速度が速くて追いつかん。
マイクが、エリアIIにいる．．．
ねぇ教えて！ どうやってエリアIIへ行けばいいの！？
おい、箱が喋るのか？
．．．喋りはしないが、新たな文字群が浮かんできたな。
サイモン？
．．．施設の機能はほぼ休眠しており、ここからエリアIIへは進めないそうだ。
はぁ！？ なんだそりゃ！
落ち着け、遺跡の転移装置は動かないが代わりにエリアIIの座標が表示されたぞ。
なーんだ、そんじゃもういっぺん磁軸にその座標を記憶させればいいんだな？
それは無理なはずよ、アーサー。
確か．．．文献に記述されていたはずよ。
残念ながらその通りだ。
エリアIIへ行くためには、新しい樹海磁軸が必要になる。
つまりわたしがマイクに会うためには、また樹海の探索を続ける必要があるってことね。
樹海か．．．
灯心草、その前に一度執政院に戻らないか？
君は遺跡に別のエリアがあることを報告するべきだろう。
あ、そうよね。 灯心草の雇い主だもの。
ちゃんと義理を通すのは大事だわ。
．．．そうだな、それじゃあ戻ろう。
怪異の原因は、まだ謎だが。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
